ドイツ体験記(in ハイデルベルク)

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留学体験談-ドイツ体験記(in ハイデルベルク)

【プログラム】語学留学 学校名:F+U

【お名前】M.Iさん
【行き先】ドイツ ハイデルベルグ
【期間】2022年1月10日~3月25日

(写真はノイスバンシュタイン城with馬車の馬 Mさん撮影)

 

日本では学べない職種のAusbildung(ドイツ特有の職業訓練システムです)をやりたくて

大学生の頃にドイツ語を少しかじっていました 。その職種について調べていくうちに

日本で仕事にするのは難しいということが分かり、Ausbildung をするという当初の目的は

諦めてしまいましたが 、英語のように必要に迫られて学んだ言語とは異なり 、

初めて自分から学び始めた言語をもう少し知ってみたい、せっかく学ぶなら

まだ初学者のうちにネイティブの表現に触れてネイティブの感覚を少しでも

知ってみたいということで3か月 間のドイツでの短期語学留学を計画しました 。

あとは大学在学中から何か自分の生活に行き詰まりを感じていて

何にも追われない空間でしばらく自分を見つめ直す時間が欲しくなったのも

渡航を決めた理由の一つです 。

費用は自分で捻出したものの、正直、大学を卒業してまでそんな理由で留学することを

批判することもなく、送り出してくれた家族には感謝しかありません 。

 

さて、ドイツで興味深かったことですが、それは現地の人のものの考え方 、

具体的には他者への態度 です。

日本人と比べると誰にも広く愛想よくするという人は少ないので

初めは怖いと感じたり、不親切だなと感じました 。ですが、こちらの意図を

理解すればすごく積極的に助けてくれる人にはたくさん出会ったので

これは国民性的な考え方の違いなのだろうなと今は 思います。

これはもちろんあくまで私の肌感覚ですが、自分が解決する必要があると判断したことに

対しては、自分事のようにものすごくよく考えて何としても解決しようとする人が多い です 。

根拠立てた意見を持つことを大 切にする人が多い国なので、曖昧で根拠の示しようがない

「 空気を読む 」とか相手の思いを言葉がなくても状況で推し量るということはほぼ皆無で、

問題を抱える人に対する同情も、よっぽど深刻な内容で自然と心から同情心が

出てくるような時ではない限り、うわべでは決して示しません。

そのため、あくまでもこの問題をどうすれば解決できるのかという非常に合理的な観点に

集中して理解を示し 、助けようとします。

それはある種 、冷たいとも感じるかもしれませんが 、そのときの行動力とパワー は

すごいなと思いました 。それは 逆に言えば 、相手への思いやりからくる行動というよりも

元を正せば すべてが 自分本位な行動なのかもしれませんが 、

いずれにしても結果として非常に積極的に働きかけ 、解決していく姿勢は

学ぶべきところだと思いました 。 3 か月のごく短期間での経験ですので 、

見 ていたものは表面的なものかもしれませんが、それでもこういったものの考え方も

あるのだなと想像もしない価値観に出くわすことばかりで日々興味深かったです 。

どちらの国民性が性に合うとか 、どちらが正しいかということは私にはわかりませんが 、

結構価値観に差のある国民性の国でしばらく滞在できたことでいろんなことへの

固執 が溶けたような気がして今はだいぶ気持ちが楽で、これから再び始まる

日本での日常生活が少し楽しみです 。

 

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ケルンのホーエンツォレルン橋

 

 

Q1 ホームステイのホストファミリーとの生活は如何でしたか?

(学生寮の方は学生寮について)
学生寮 部屋は想像より綺麗で、学校まで徒歩5分ほどの距離にあり快適でした 。

ただ 、事前の告知済みではありましたが 、キッチンと洗濯機 がなく 、

流しも 洗面台しかなかったので食事と洗濯について非常に不便でした 。

洗濯 は徒歩10分ほどのコインランドリーを利用していました 。洗濯だけでも4.5€ 、

乾燥も含めれば1回 10€くらいかかるのは 正直 かなり手痛かった です 。

ただし、 F+Uにはほかにもいくつか寮 があり、他の寮にはキッチンも洗濯機

( 1回3€ほどとのこと、他生徒からの情報です)もついているとのことなので 、

これは私が滞在していたカテゴリー Dに限った話です。

それから、滞在中に2、3 回くらいエントランスのカードキーンサーが故障して

中に入れなくなったことがありました 。停電も1回ありました 。

いずれも平日の日中に発生し担当者が 数十分から一時間ほどで 解決してく れましたが 、

週末や 深夜だったらと思うとぞっとしました 。
また、だれが滞在しているのか同じフロアでもわからないほど、ほかの滞在者に

出会うことはほとんどなく、学校内以外ではほぼ交流はありませんでした 。

その時滞在している人の良識にもよりますが、非常に静かな寮ではあります 。

 

Q2学校の授業の様子について
戸惑ったこと、困ったことはありましたか?
初日または オンラインで事前に振り分けテストを受けると聞いていたので、

渡航前にオンラインテストを受けました。

しかし、学校側は 事前受験のことは 記録も把握もしていないため 、

自己申告する必要があります 。また、初日はまだ英語やドイツ語の聞き取りに

慣れていなくてスタッフさんに何か問われても焦って何も言えなくなることも

あるかもしれませんが 、何も言えないでいると振り分けテストを受けるまでもなく

勝手にA1 初級と判断されて振り分けられてしまうようです。

実際 、私もそうで初日授業後に責任者にメールで 依頼して翌日からクラス変更を

してもらいました 。クラスのレベルが自分に合っているかを 確認するために

入校して 1 、2 日 ほど 様子を見たい場合 、他の生徒 に教科書を見せてもらうことを

許可する先生も中にはいますが 、先生がそのためにコピーしてくれることは絶対に

ないですし 、テキストへ書き込みもするので 基本的には初日から教科書を

買ってきてくださいというスタンス です 。

教科書は 安くない(A1 B1:各35€、それ以上:40€ほど)ので

全然違うレベルに振り分けられたら金銭的な意味でももったいないです 。

ですので、言葉にまだ自信がなかったとしても、もし日本で勉強してきた 経験があるのなら

自分のレベルについては最初にきちんと主張するべきです 。

ちなみに 教科書は受付で自分のクラスのレベルを 伝えて買います。

※ 事前テストが反映されていない点、レベル分けについては、学校にも今後の改善点として

  共有させていただきます。貴重なご意見ありがとうございます。(オーシャンズ)

 

授業には苦労せずついて行けましたか?日本との違いはありましたか?
スピーキングとリス ニ ングは慣れておらず、特に最初は何を言われているのか

わからないことはよくありました 。結構 他の日本人生徒もそんな感じでした。

これは文法学習を優先する日本人独特なものだと思います 。

あと、授業内で意見を求められたときに、ではなぜそう思うのかと意見の理由まで

聞かれることも多く、苦戦しま し た 。

逆に他の国 の人では文法 がめちゃくちゃでも、スピーキングとリスニングにはすごく

長けていて、ばんばんコミュニケーションをとるクラスメイトもいて

国民性の違いがある意味 面白かったです 。
そして、ドイツ語のクラスでも日本人生徒 が結構います。

それはある意味本当に困ったときにはありがたい存在ですが、逆に弊害になることも

あるのだなと思ったので 私自身 ではなく、滞在中に知り合った友人から

聞いたことなのですが 紹介します 。

クラスのメンバーは固 定ではなく、週初めに新たに来た人が加入することがよくあります 。

ですので、当然 、同じクラスの中でも 滞在歴に差が出ます 。すると新しく来た人は

前からいる人に生活のことも含めていろいろ教えてもらえるわけですが 、

そのことに安心しきって度が過ぎてしまうと、なんでも聞けばいいやという

結構人任せな態度に陥る人もいるようです 。

見知らぬ地では同じ母語を 使う者同士 助け合うことも時には 必要ですが 、

そもそも何のために日本を出たのか 、別言語 や文化の中に身を投じると決めたその意味 を
各々 考えなければな らないと思います 。 酷なことを言うようですが 、

そういう風にかかわろうと してくる人とは、一線引くことも大切な時間を奪われないためには

必要な態度かもしれません 。

 

Q3電気製品等で絶対に持って行ったほうが良いものは何でしょうか? 理由も教えてください
物品名: パソコン 、 洗顔 、 基礎化粧品 、 チンご飯 、 フリーズドライ味噌汁
理由:

・パソコン:宿題の内容上 、調べ物をすることも多々あるので 、スマホだけだと

疲れやすいです。できれば持参をお勧めします 。

・洗顔、 基礎化粧品:ただでさえPPF2マスクの着用義務と硬水で荒れやすいので

使い慣れたものが良いと思います 。ただ、ボディーソープ や シャンプーは

硬水の影響で日本のものでは泡立たないという話も聞きます。

薬局で 安く2、3€ くらい、そこまで悪くないものが手に入るので現地調達で

十分かと思います 。

・チンご飯、味噌汁:月並みですが 、私は 定期的に日本の味が食べたくなりました笑 )

ところが、タイ米のほうが多く流通しており、日本米は手に入りにくいです。

また、日本食のレストランもありますが、やっぱり高いです 。

参考までに例えばお寿司 は日本だったらスーパーで398 円くらいで

手に入るようなものがドイツでは3000 円くらいで提供されています 。

 

Q4現地の生活習慣やルールで日本と違うと思ったところはどのようなところでしょうか?
相手の思いを読むという文化はほとんどありません 。婉曲的な表現をすると、

こちらとしてはお願いや依頼をしているつもりでも全然伝わっていないこともあります 。

どうしても譲れない 、依頼しないと先に進まないことは多少はっきり言いすぎているかなと

思うくらいの言い方で 伝えた方が良いと思います 。

また、相手を尊重 すべきで 馴れ馴れしくしすぎ てはならない、知らない人に

フレンドリーになりすぎるのは失礼であるという考え方もあるようで 、

だからこそ日本人からすると不愛想と感じる場面もあります 。

(本当に不愛想な人もいますが (笑))でも、ちゃんとかかわろうと一度決めたら 、

問題を自分事のように悩み、最後まで解決してくれようとするのも、

ドイツに住む人々の性分みたいです 。

日本人もドイツ人も真面目な国民性と言われますが 、真面目と一括りに言っても

その方向 性はいくつもあるのだなと興味深く感じていました 。

 

Q51 ヶ月のおおよそ生活費はどの位でしたか? 授業料は除く ドル、円どちらでも結構です
生活費: 食費 は 5000~6000 円(滞在中にできるだけ旅行に行きたくて

節約していたのでこの額は 最低金額に近いと思います)、レストランに行くと

1 回 最低でも2000 円前後 。

また、1週間に 1回の洗濯 費用・乾燥なし:4.5€/ 回 × 4 (週間)= 18 €、

乾燥あり: 約 10€ × 4 (週間)= 約 40€ 。 洗剤 は別売りなので

毎回コインランドリー内で購入(0.5€)または スーパー や薬局で 5€ くらい で 購入 。

シャンプーなどは初めに購入したもので3か月間持ちました 。

(そのうち家賃代は )家賃は先納入済みのため、換算なし 。

 

オーシャンズにメッセージを:
この度は大変お世話になりました 。コロナ禍で渡航する前から帰国まで

確認すべきことが多く、何度も何度も連絡させていただいておりましたが、

そのたびに丁寧にご対応いただき、大変ありがたかったです 。

本当にありがとうございました。

 

 

オーシャンズより

ドイツからもいつも連絡をくださったMさん。

ドイツの最新の情報を発信いただけただけでなく、ご留学中には、

これからドイツへ渡航される方についてもご相談させてもらいました!

4月からの新生活も楽しんでいただけることを願っております!

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