中学・高校留学Q&A

Q.日本の中学・高校とはどう違うの？

A.国や学校によって異なりますが、日本の学校に比べ、校則はそれほど厳しくありませんが、自主性を重んじる教育で、自己の管理や責任も同時に要求されます。遅刻や無断欠席で２～３度、警告をされると、退学処分を受けることもあります。クラス編成や時間割を学校側に決められている日本とは違い、将来の進路に合わせて必要な科目を自分で選び、カリキュラムを決めます。日本に比べ、授業科目がより幅広い分野の中から選択できるのも特色の１つです。また、ディベートやプレゼンテーション、数人で意見を出し合いながら課題に取り組むグループワークなどの授業も多く、積極性が求められます。

Q.英語力はどのくらい必要？

A.高校留学は、中学3年程度の基礎知識が備わっていれば留学は可能ですが、現地校の授業を理解するには、一般的に中学では英検3級以上、高校では英検準2級又は英検2級以上の英語力が必要とされています。英語力が不足している場合は、中学・高校準備コースで英語力を高め、授業や学校生活で必要になる単語や言い回しを学習します。また、ノートの取り方、その国の教育制度や歴史、文化についても学ぶことが出来ますので、現地校の授業スタイルに慣れてから入学することで、スムーズに編入できるという利点があります。卒業留学の場合は、十分な英語力が必要となりますが、体験を目的にした短期留学の場合は、英語レベルに合わせて科目を選択することも可能です。

Q.入学条件はありますか？

A.留学国や、私立、公立校などによって、入学条件や出願方法が異なりますが、目安となる基準は日本の学校での成績が5段階評定で平均3以上あれば、多くの学校や教育省で受け入れをしてくれます。英語力については、各学校や教育省で基準が異なる場合がありますので、Q2を参考にして下さい。公立校は教育省や教育学区への出願となりますが、私立校は直接学校に出願することになります。進学校では、英語スコアの提出や面接などが求められ、独自の入学試験がある場合がありますが、留学生には英語力や学力を問わないという学校もあります。入学を希望する1年～半年前には出願するのが望ましいです。

Q.制服や教科書はどのようにして揃えますか？

A.出発前に、準備する必要はありません。到着後に、制服や靴、履修科目によって教科書等を揃える場合がほとんどです。制服については、学校内のユニフォームショップで短期留学生や卒業生の制服を中古でも販売もしておりますので、一度学校スタッフに相談してから新品を購入するかご検討頂くことが出来ます。また学校によりますが、制服代や教科書代を学校の預り金の中から精算が出来るような制度を利用されている場合もあります。

Q.ホームステイ先は選べますか？

A.ホームステイ先の選定について、動物アレルギーの方がペットのいない家庭をリクエストすることはできますが、複数の候補の中から選べるということはありません。ホストファミリーと「合う、合わない」と言う話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、私達の性格が十人十色なようにホストファミリーも多種多様です。一般的にホームステイ先でのトラブルの原因は言葉の問題や文化の違いなどから生じるコミュニケーション不足の問題がほとんどです。ホームステイはお客様としての滞在ではなく、家族の一員として生活しますので、話しかけてくれるのを待つのではなく、自分からも積極的に話しかけてみましょう。未成年者を預かる資格を保持、又は留学校の審査を受けているご家庭を紹介いたします。

Q.お金はどのように持って行けば良いですか？

A.長期留学の場合は、最初の入国後、数カ月の分のお小遣いを準備しておくと良いでしょう。中高校生の場合は食事付きの滞在がほとんどですので、利用使途としては、通学時の交通費や、プライベートなお小遣いとなります。月2万円～3万円程度が平均です。日本でチャージ（入金）し、海外のATMやデビッドカードとして利用することが出来るプリペイドカードのご案内もしております。到着後に必要であれば、現地の銀行口座の開設も検討しておきましょう。

Q.PCや携帯、Wi-fi環境について

A.海外の学校では、PCやタブレットは必須となっておりますので、出発前にご準備頂くか、留学先で購入して頂くことをお勧めいたします。携帯電話、スマートフォンについては、日本のご契約のまま使用すると、ローミング扱いとなってしまい、高額な使用料に繋がります。SIMフリーのスマートフォンの場合は、現地のSIMカードをレンタル、又は購入して、差し替えることが可能です。出発前にSIMカードの購入や、短期留学の場合はレンタル携帯等もご案内しておりますので、ご相談ください。Wi-fi環境については、語学学校や学生寮、シェアハウス等では使用できることが多いのですが、多数の方が一斉にアクセスする時間帯などは回線が遅くなることもあり、ホームステイ先等ではWi-fi使用量を制限されている場合があります。外出先でWi-fiを使用したい方は、ポケットWi-fiなどの準備をご検討ください。

Q.卒業後の進路は？

A.海外の高校を卒業後は、留学先国の大学や専門学校への進学が可能です。但し卒業資格＝大学入学資格ではない為、留学先国の大学進学を希望する場合は、高校の履修科目選択の際に、進学担当の先生やアドバイザーに相談し、科目選択をする必要があります。 また日本の大学に進学する場合、帰国生入試が主な受験方法になりますが、2年以上の在学期間や、高校での成績の基準などの条件が進学先により異なりますので、確認が必要です。